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奈良県宗教人の会

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平和つくる実践者にー100カ国の宗教者が宣言

 WCRP(世界宗教者平和会議)は二十六日から二十九日まで、京都市で第八回世界大会を開催しました。「包括的な非核化と武器の不拡散に向けて取り組みを誓う」とする「京都宣言」を採択しました。

 宣言は、宗教共同体に求められているのは「戦争、外国人による占領、武器拡散や人権侵害に反対するだけでなく、経済格差、開発への障害、環境破壊などに対応していくこと」だと指摘し、諸宗教共同体に対して▽暴力的な目的のための宗教利用に反対する▽紛争解決、平和構築、持続可能な開発に向けて啓発、実践者になることなどを呼びかけています。

 世界大会は「あらゆる暴力をのり越え、共にいのちを守るために」をテーマに開催。百カ国の宗教組織代表約八百人が出席しました。

 二十六日の開会式にはハタミ・イラン前大統領やハッサン・ヨルダン国王らと、日本から森清範・清水寺貫主、矢田部正巳・神社本庁総長、庭野日鉱・立正佼成会会長らが出席。渡辺恵進・天台座主が「愛と慈悲を実践する決意を」と開会あいさつしました。

 全体会議では、パレスチナとイスラエルの宗教者が「捕虜の解放を」と訴え、紛争がつづくスリランカの宗教者が平和への協力を求めました。

 大会には北朝鮮の宗教代表者が招かれていましたが、日本政府が入国を拒否。そのため、日本、中国、韓国、米国、ロシアの宗教者が会議を開き、「宗教者の会議に差別を持ち込むべきではない」「日本政府が寛容の精神を示さなかったのは残念」と、遺憾の意思を表明しました。


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 WCRP(世界宗教者平和会議) 一九六六年の「アメリカ国内諸宗教会議」が提唱し、一九七〇年十月、京都で第一回WCRP大会を開催。その後、ほぼ五年ごとに世界各地で大会を開いています。本部はニューヨーク。結成当時、アメリカのベトナム侵略に反対する宗教者の運動が高揚、WCRPはこれと一線を画す形でスタートしました。その後、核兵器廃絶を掲げるなどして、大規模な宗教交流の場になっています。
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by n-syukyojin | 2006-08-30 13:17 | 宗教者と平和