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奈良県宗教人の会

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県宗教人・党を支持する会総会-日隈氏講演

 奈良県宗教人・日本共産党を支持する会は17日、奈良市内で2008年度の総会を開き、約40人が参加しました。

 元日本共産党宗教委員会責任者の日隈威徳氏が「宗教-いま、世界と日本で」と題して記念講演をしました。
 日隈氏は「今の時代は根源的ヒューマニズムを土台として宗教者と非宗教者との協力、共同の可能性が広がる時代」だとのべた上で、チベット問題について近現代にわたる中国とチベットとの関連年表、中国共産党の文書などを紹介しながら詳しく解明しました。

 総会では同会が「宗教にかかわって生きる宗教人と日本共産党との共同のかけはし」としての役割を強め、総選挙での奮闘と憲法九条を守る運動でさらに積極的な役割を果たすことなどの総会議案を確認しました。
 
 総会に、参院奈良第3選挙区・比例代表候補の豆田よしにり予定候補も出席、県委員会を代表して挨拶。

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# by n-syukyojin | 2008-07-18 08:05 | 「会」の活動

宗教人の会主催の講演会に多数のご参加を

 「宗教人の会講演会」が迫ってきました。
 「宗教ー世界と日本」とのテーマで日隈氏に記念講演をしていただきます。
 日隈氏の経歴を見ていただきますと、東大文学部を出られて、日本共産党に就職され、日本共産党の宗教政策の立案や、宗教委員会の責任者として多くの宗教者と関わりをもち、宗教者の様々な運動にも参加されてきました。著書も多く、「統一教会」「オーム真理教」「創価学会」問題などに精通されています。

 テーマの「宗教ー世界と日本」だけでは、どのような講演がされるのか分かりづらいとの、意見もあります。

 むしろ、講演を問題提起としてうけとめ、参加者の問題意識で、チベット問題や、最近矢野元公明党書記長の学会提訴をはじめ、最近の学会公明党の状況、既存の教団の選挙への関わり、などなど、ばんばん質問をして、講演会を豊のものにしていけたら、と思います。
 

いずれにせよ、多くの宗教人の参加とともに、ひごろから宗教や宗教がかかわる社会的問題に関心をおもちの県民、市民のさんが参加をしてほしい。   吉川
# by n-syukyojin | 2008-07-10 10:11 | 会議の案内・報告

2008年総会・「宗教人の会講演会」案内

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# by n-syukyojin | 2008-06-09 05:13 | 会議の案内・報告

京都市長選ー創価学会べったり候補

宗教界に驚きと憤り

 十七日投票の京都市長選挙で、現市政の「継承」をねらい、自民、公明、民主などが推す門川大作候補(五七)が、市教育長時代に創価学会の正式な会合に何回も出席し、創価学会の意見を市の教員研修に採用していたことを公明党幹部と門川氏が述べた問題(八日付既報)で、京都の宗教者に驚きと憤りが広がっています。

 「とんでもないことだ。日本の都、京都は古くからさまざまな宗教や文化が共存してきたまちです。その京都で、特定の宗教団体の思想を政治に持ち込む、それも人間を育てる大切な教育にまで持ち込まれていたことは許せない」。こう語るのは、京都市上京区にある日蓮宗本山立本寺塔頭 大院住職の石田良正さん(七一)。



「日本の教育は過去に、軍国教育という過ちを犯しているから、絶対に教育は自由かつ中立・公正でなくてはいけない。にもかかわらず、ほかの宗教を認めず、日蓮聖人を本仏と偽装する宗教団体と癒着していたとはひどい。門
川氏は創価学会・公明党の求めている人材だということでしょう」

 日本聖公会司祭の大江裏道さん(七七)=京都市山科区=は、「公教育の責任者が宗教団体の主張にべッタリの態度を表明したことは、非常識きわまりない。信仰者の集団が政治団体化して権力に迎合すること自体、憲法違反である。この団体の主張を、現職だった教育長が教員の研修の指導方針にすると公言することは到底、市長の座に坐(すわ)るにふさわしく
ない」と話します。

 京都市左京区の禅寺、臨済宗相国寺派・無擬光院(むげこういん)の和
尚(おしょう)、阪口慈航さん(六四)は、「特定の宗教団体と行政とが、ここ
まで癒着が進んでいたのかと驚いた。政治と宗教は分離されていなけれ
ばいけません。特定の宗教団体の言いなりなんてことは絶対に許されない
ことです。創価学会は『国立戒壇』、つまり権力をとることを目的に布教・折伏(しゃくぶく)を続けてきたところでしょう。そんな宗教団体の義を公平であるべき教育に生かしてきた人物は、市長選に立候補する資格すらないと思います」。

 「驚きました。高校で日本史を教えていた元教師として、腹が立つやら情けないやら。京都の教育は、ここまで蝕(むしぼ)まれていたのか…」。上京区にある真宗大谷派の盛林寺(じょうりんじ)僧侶、橘知昭さん(六八)は憤りを隠せません。

 「特異な教えを公の教育を担う教育長が、教員研修を通じて現場に押しつけるなんて許されることではありません。個人の信教・崇拝は自由ですが、創価学会の会合に出て賛美するような人物は、公の立場に立ってほしくありません」

 上京区の浄土真宗本願寺派・法林寺住職の三宅善昭さん(七四)は言います。「市長になって、何をやろうとしているのか。あきれ返っています。創価学会にすり寄るだけでなく、先生の研修に使ってきたとは何事かと思います。そしてそのことを否定もせずに堂々と発言する。この姿には品格も資質のかけらもない。門川氏が実際にこのような教育現場に持ち込ませていたのが事実なら、信仰の自由や良心、思想の自由を定めた憲法に違反する行為です。門川氏の実像を、もっと知らせていかなければならないと思います」
# by n-syukyojin | 2008-02-17 08:44 | 検証ー創価学会・公明党

いま憲法9条を宗教者はー互いを認める世界にー日本基督教団・札幌北光教会牧師

 学生時代に教会のキャンプワークでネパールの農村でボランティアに取り組みました。ネパールの無医村で医寮・公衆衛生の振興に尽力したキリスト者で医師の岩村昇の活動が私たちの取り組みのさきがけでした。
 
 やがて農作業を通じて親しくなった村の老人が、私に対し直立不動で敬礼してみせ、「バカヤロー」と叫びました。それが彼の知っている′「日本
人」だったのです。

 私の中にあった〝先進国の学生が貧しいアジアを助ける″というごう慢な気分が吹き飛びました。アジアの人びとの間で戦争は決して過去のことではなく、日本がアジアに対して負う責任は「貧しいアジアを助ける」というようなものではないー。日本の侵略戦争によって二千万以上といわれるアジアの人びとが死に、深い悲しみをもたらしたことへの謝罪であり、アジアの一員として生きていくには「再び戦争を起こさない」という九条の約束を堅持していくことだと痛感しました。

 岩村医師から、重体の老婆を背負い三日かけて病院まで運んでくれたネバトルの若者の話を聞いたことがありました。若者は「『サンガイ・ジュネ・コラギ』(みんなで生きるために)若い力を持つ自分が力を提供するのは当然だ」と言って、お礼を受け取らなかったといいます。私自身、同じような経験をネパールで何度もしました。
 
 本当に助け合う社会の豊かさー。この経験は「自分を愛するように隣人を愛せ」というイエス・キリストの教えにつながるもので
す。

 平和とは、単に戦争がないことではなく、対立しあうものが共に生きていく姿だという預言者の言葉があります。イラク.戦争に際し、〝異なる文明の衝突″が喧伝(けんでん)されましたが、人びとが互いに認め合い、尊重しあう世界こそ目指されるべきです。ここには憲法九条が示す世界観があります。

 同時に、「生きてきて良かった」といえる世界が未来にあること、すなわち
「希望」を語ることに宗教者の大切な役割があると感じています。それは、強い者や金持ちだけが勝ち残るのでなく、人びとが共に生きられる世界を目指すことです。

 幼稚園の運営に携わり、子どもの権利を守る運動にも参加しています。年々子どもが生きる環境が厳しくなっています。子どもが子どもらしく希望を持ち、平和に生きられる社会、戦争にとられることのない社会を、という願いが九条への思いにつながっています。

 子どもの生きる力は、自分が受け入れられ、自分が自分らしく「そのままでいいんだ」と思えることから生まれます。真剣にかかわってくれるおとなの存在が大切です。同時に、九条を守る真剣なおとなの姿が、子どもたちの希望につながると債じています。

 ブッシュ大統領の支持基盤となった米国キリスト教右派の闇でも〝同性愛の禁止″などより「環境問題」に関心が高まっているといいます。閉塞(へいそく)の中で、従来の枠を超えた対話のチャンスは広がっています。互いを尊重し、持てるものを出し合うという価値観と、九条が目指すビジョンがもっとかみあっていけば、より多くの人と九条の価値を共有できると確信します。

日本基督教団・札幌北光教会牧師
・後宮敬爾さん
 うしろく よしや1956年京都府生まれ。同志社大学大学院修士課程(神学)修了。土佐教会牧師、千歳栄光教会牧師を経て2002年から現職。北光幼稚園園長。著書に『キリストにある生』(日本キリ
スト教団出版局)

「しんぶん赤旗」1/14付
# by n-syukyojin | 2008-01-17 13:36